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- 「エントレ」で誤嚥防止に取り組んでいます
KEiROWの誤嚥防止指導員がご利用者様の状態に応じて、誤嚥訓練の指導に鍼灸マッサージ・機能訓練を組み合わせ、在宅リハビリに貢献いたします。
80年代に摂食・嚥下に関する学会が発足し始めましたが、「咀しゃく」においてはあまり注目されていませんでした。「咀しゃく」は噛む力だけでなく、舌や口腔周囲筋の作用により唾液と食物を混ぜ、飲み込みやすい形にかえてのどに送り込む役割があります。
私は40年来、舌や口のまわりの筋肉の機能訓練に着目し研究を続けてまいりました。エントレは、高齢者だけでなく、子どもにも成人にも有効な器具です。幅広い年代の方に無理なく使用できるように設計し、舌と唇(口腔周囲筋)のどちらも効率よくトレーニングできる器具として開発しました。
口は消化器の一番初めの器官です。全身の健康維持に、まず入り口「エントレ」から始めてみませんか?
エントレは、いつでも誰でも簡単にトレーニングできるように設計しました。口腔周囲筋に加え、鼻呼吸の訓練も兼ね備えている、正しい呼吸と嚥下のための練習器具です。人が持つ反射機能を利用しているので、くわえるだけでトレーニングができます。
また、最大の目的は「正しい呼吸と嚥下機能維持・向上」ですが、全身運動にも関連深く、副次的にリハビリの効果がみられるケースも少なくありません。
私は「お口の中は全身の一部。口腔内を整えることで全身状態が良くなる」という考えを持ち、さまざまな疾患の改善のお手伝いができますよう、今後も研究を続けてまいります。
KEiROWは、医学部・医師らによる根拠に基づいたリハビリ技術を開発した「一般社団法人 日本在宅マッサージリハビリテーション協会」と提携。同協会より技術提供を受け、施術者は『理学療法の知識・技術』、さらには高齢者の死亡原因に多い誤嚥性肺炎を予防する『誤嚥防止メソッド』を習得しています。
ダイエットや筋トレと同じように、訓練は一人では長続きしにくいもの。鍼灸・マッサージを併用すると平均週3回訪問するため、専門員による継続した誤嚥防止の指導と訓練が受けられます。
※口の中が乾燥している場合は、水でエントレをぬらしてからお使いください。
唾液がでてきたら飲み込みます。鼻呼吸が難しい場合や、むせた場合は無理せずに休憩しながら行いましょう。
<口呼吸より鼻呼吸が優れているのは?>
鼻は高性能なフィルターが備わっています。鼻の中は、粘膜や毛細血管などで満たされており、空気中の異物を除去したり、加湿・加温効果などにより、のどや肺を保護しています。
口から吸いこんだ空気はフィルターを通さないので、喉や肺を痛める原因になったり、様々な疾患のもととなるドライマウスの原因になるといわれています。口呼吸はあくまで補助的に過ぎず、正しい呼吸は鼻で呼吸することなのです。
- ○鼻で呼吸しづらい場合や、むせる場合は、無理せず休みながらトレーニングを行ってください。
- ○唾液が出にくい場合は、エントレを使用する前に、水で口の中を潤してから使用してください。
- ○エントレは舌や唇などの筋肉を鍛えるトレーニング器具ですから、歯でエントレを噛まずにご使用ください。製品にキズが入ると、断裂してのどにつまるおそれがあります。キズや裂け目がある場合は、新しいものに取り替えてください。
- ○使用中に口の中や、体に異常を感じたら使用を中止し、かかりつけの歯科医師に相談してください。
- ○使用後は毎回、流水できれいに洗い、よく乾燥させ、風通しの良い場所で保管してください。
- ○使用前にも毎回、水洗いをしてください。
- ○汚れた場合は、食器用洗剤を薄めたもので洗ってください。