パーキンソン病について
こんにちは!訪問マッサージ KEiROW取手ステーションです。
人のiPS細胞でつくった神経細胞をパーキンソン病患者に移植して臨床試験をするというニュースがありました。
京都大学iPS細胞研究所が、8月にiPSを使った治験(臨床試験)を開始すると発表しました。
iPS細胞から神経細胞を作り、患者の脳に移植するとのことです。
iPS細胞を使った研究は、目の網膜の移植やシート状の心筋を患者へ移植することを目指した研究が進められていますが、iPS細胞を使った治験は世界初となります。
パーキンソン病は、厚生労働省の調査では、日本国内に16万人以上の患者がいるとされおり、臨床試験が成功し、画期的な治療法として確立され、パーキンソン病は治る病気になると期待されています。
パーキンソン病のメカニズム
パーキンソン病になるメカニズムは、ドーパミンという神経伝達物質をつくる脳内の神経細胞が減少することで、手足が震えたり体が動かなくなる難病です。
ドーパミンによって、脳神経同士の連絡がスムーズに行われ、運動機能が調節されていますので、ドーパミンが減少することで、運動機能が正常ではなくなります。
50歳~65歳に発症することが多く、高齢化とともに患者は増えていますが、若い方でも発症するケースもあります。
1985年のアメリカ映画「Back to the Future」で一躍有名になった俳優のマイケル・J・フォックスがパーキンソン病であることを公表しています。
パーキンソン病の症状
パーキンソン病の症状は、「筋肉のこわばり」「手足の震え」「体が動きにくくなる」といった症状がみられます。
症状が軽度な状態では、見た目には、それほど悪いのか分かりにくい病気です。
しかしながら、ご本人からすると、細かい動きや身の回りの事ができない等、見た目以上に大変です。
特に、日常生活で影響が大きいのが固縮(こしゅく)と呼ばれる筋肉のこわばりです。
手足などを伸ばす筋肉と曲げる筋肉の両方が収縮した状態になるため生じます。
パーキンソン病の4大症状(運動症状)
パーキンソン病の4大症状で、動作に関連する症状をご紹介します。
■振戦(しんせん)
⇒振戦とは、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときに起こる症状で、手足などが意識しないで生じる「ふるえ」を指します。
■無動(むどう)
⇒素早い動作ができずに、動きが遅くなったり、動作が減少したりする状態を指します。
■固縮(こしゅく)
⇒筋肉が硬くなり、こわばる状態を指します。
■姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)
⇒体のバランスが悪くなると重心を移動したり、足を踏み出して転倒を防止しようとすることが難しくなる状態を指します。
パーキンソン病4大症状以外の症状(非運動症状)
パーキンソン病では、運動症状以外にも、便秘や頻尿などの自律神経の症状、不眠などの睡眠障害、うつ症状などの精神症状、認知機能障害などがみられることがわかっています。
これらを非運動症状と呼びます。
■自律神経系症状(じりつしんけいけいしょうじょう)
⇒自律神経が乱れるため、「便秘」や「排尿障害」「頻尿」「起立性低血圧」などが起こります。
■睡眠障害(すいみんしょうがい)
⇒眠りに対する障害で、「不眠」や大きな寝言や奇声をあげてしまう「REM睡眠行動障害」、昼夜の区別ができなくなるなどの症状が起こります。
■精神症状(せいしんしょうじょう)
⇒精神に関連する「抑うつ」「不安」「無関心」「幻覚」「妄想」などが起こります。
■認知機能障害(にんちきのうしょうがい)
⇒「記憶」「思考」「理解力」などの機能に障害が起こります。
パーキンソン病の治療方法
これまで、パーキンソン病には根本的な治療は無く、発症の原因も不明でした。
徐々に症状が進行するため、手足を中心に運動障害がおこり、体を動かすのが困難になります。
それでも、治療の中心は薬物治療であり、理学療法として身体機能低下を防ぐため、早期から適度な運動やリハビリテーションを始めることをお勧めします。
リハビリとマッサージ
パーキンソン病は腕や脚などを曲げる筋肉が硬くなりやすいので、マッサージで筋肉をほぐし、関節の可動域を広げるリハビリテーションをすることが重要になります。
また、立った状態ですと、前傾姿勢になりやすいため、頭を支える首や肩、背中にも負担がかかりやすくなります。
さらには、脊柱(せきちゅう)や骨盤(こつばん)などの体幹部にも悪影響を及ぼすことがありますので、腰痛に悩まされることもあります。
これらの負担がかかる部位の緊張緩和のため、首や肩、背中、腰などをマッサージし、リハビリテーションによって丸まった背筋を伸ばす運動などを行います。
取手市・龍ケ崎市・守谷市・つくばみらい市・利根町・牛久市 周辺にお住まいで、パーキンソン病の方は訪問マッサージKEiROW取手ステーションへお気軽にお問合せください。
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症状は、患者様一人ひとり違いますので、個々の症状にあわせて、診させていただきます。
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